水色ブログ。

水色をこよなく愛する、 40代女です。 のんびり気ままに綴ります。最近は親の介護の話題ばかりです。

母、転院後7月下旬のこと。

母と面会し、状態の悪さにガックリしたところでしたが、

それからしばらくして、母から私の携帯に着信が。

看護師さんにかけてもらったようで、電話の向こうで

「はい、繋がりましたよ~」と声がして、母。

「なんでお父さんをあそこに連れて行ったの!

 私が行こうと思ってたのに!お父さんにそんなこと

 させたらダメよ!」

私は何のことかわからず、

「じいやをどこに??どこのこと?」と聞き返すのですが、

「あんたも私の言ってることわからないんやね!あんたもボンクラやね!

 もういいわ、帰ったら話す!」と一方的に電話は切られてしまいました。

私は仕事中。でも何があったのかと気になるため、病院へ電話してみました。

看護師さんが、「お母さん、元気になってきたのだけど、最近はこんな感じで

興奮状態になるんです。あ、でも元気なんですよ。」と。

モヤモヤとしたままでしたが、こんな内容の電話がしばらく何度かかかって

来ました。早朝にいきなりかかってくることもあり…。

結局、この症状は、長く入院して寝たきりの状態が続くとおこる「せん妄」という

症状だったようです。本人には全く記憶がないそう…。

 

母に40数年育てられてきて、「ボンクラ」と呼ばれたのは初めてのことで、

本人にその意思がないとは言え、私にはちょっとしたダメージでした。

こんな言葉を吐き捨てられて、このままお別れになってしまったら、私はずっと

この事を引きずっていくのかなぁ、なんて思ってしまいました。

7月下旬のことでした。